カド番・栃ノ心が実戦的な稽古再開 充実感も「相撲を忘れているね」

[ 2018年8月29日 13:16 ]

栃ノ心が名古屋場所での負傷休場後、久しぶりに相撲をとった
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 大相撲秋場所(9月9日初日、両国国技館)がカド番になる大関・栃ノ心(30=春日野部屋)が29日、部屋での朝稽古で相撲をとる稽古を再開した。

 栃飛龍ら幕下以下を相手に26番で24勝。新大関場所だった7月の名古屋場所で右足親指を痛めて途中休場して以来、約1カ月半ぶりの実戦的な稽古。足がついていかず不覚をとった相撲が2番あり、「体が感覚を忘れている。相撲を忘れているね」と苦笑した。

 それでも、久しぶりに相撲をとれたことで、充実感もある。「怖さは稽古でなくしていくしかない。まだ(時間が)あるから、大丈夫。ケガすることには慣れているから」と、ここまで回復したことを前向きにとらえた。

 大関昇進2場所目がカド番となるのは2000年秋場所の雅山以来、18年ぶり。栃ノ心は「勝つしかないでしょう」と、窮地脱出を誓った。

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