体操協会が会見、コーチの暴力行為は「被害者本人が我慢できても、決して許されることはない」

[ 2018年8月29日 19:35 ]

<日本体操協会会見>パワハラ問題について会見を行う山本専務理事 (撮影・久冨木 修)                              
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 体操女子で16年リオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江(18)が29日、宮川への暴力により速見佑斗コーチ(34)に日本協会が科した無期限登録抹消などの処分に疑義を示した問題で会見を開いた。会見が行われた29日、体操協会も同日夜に会見を行い、速見コーチが暴力行為を繰り返していたと改めて主張した。

 宮川は29日午後4時に代理人弁護士と会見に臨み、コーチからの暴力行為があったことを認めた上で、パワーハラスメントではないと認識を示し、処分については「重さには納得いかない」と述べた。

 宮川の会見後、協会が午後7時すぎに会見を行い、山本宜史専務理事は速見コーチが宮川の顔をたたいたり、髪の毛を引っ張ったり、体を引きずる行為を繰り返したとの調査結果を明らかにした。暴力行為についても「被害者本人が我慢できても、決して許されることはない」と話した。

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