体操女子の宮川が会見、世界選手権代表候補を辞退し今季は試合出場せず

[ 2018年8月29日 16:24 ]

29日に会見した体操女子の宮川紗江(右)(撮影・尾崎 有希)
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 体操女子で16年リオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江(18)が29日、都内で会見を開き、世界選手権(10〜11月、カタール・ドーハ)の代表候補を辞退し、今季は試合に出場しないことを明かした。

 師事してきた速見佑斗コーチ(34)が、宮川への暴力行為で日本協会から無期限の登録抹消処分を受けたが、宮川はパワーハラスメントではないと認識を示して騒動に発展。

 代理人弁護士と会見に臨んだ宮川は冒頭のあいさつの中で、「速見コーチの処分と報道によりショックとダメージがあった。睡眠が思うように取れず頭痛が治まりません。今の状況で日本代表の責任を持って戦っていくことは精神的にも肉体的にも不可能と判断した」と話した。

 エントリーしている9月15日の全日本シニア選手権(福岡)も欠場となる。

 宮川は21日、暴力行為で日本体操協会から無期限の登録抹消などの処分を受けた速見佑斗コーチへの見解について、代理人弁護士を通じて発表し、処分への疑義や、引き続き同コーチの指導を望む意向を示し、直筆の文書で「金メダルという目標は速見コーチとだからで、他のコーチとでは私の望むことではないし、意味がありません。パワハラされたと感じていません」などと記していた。

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2018年8月29日のニュース