小林元顧問の請求、東京地裁が棄却 「偽造したと推認される」

[ 2018年8月29日 05:30 ]

 日本相撲協会の元顧問、小林慶彦氏が解雇無効を主張し、協会に地位確認を求めた訴訟の判決で東京地裁(阿部雅彦裁判長)は請求を棄却した。小林氏は北の湖前理事長(元横綱)の死去直前の15年11月に開催された理事会の承認を得て雇用されたと主張。解雇後の賃金の支払いも求めていた。

 協会側は雇用の事実はないと反論していた。阿部裁判長は、北の湖前理事長が雇用の意思を明示したとの事実は認められないと指摘。採用辞令は小林氏またはその指図を受けた者が「偽造したと推認される」とした。

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2018年8月29日のニュース