稀勢の里 弟弟子の高安と三番稽古 番付発表後初の相撲を取る稽古で「ようやく良くなってきた感じ」

[ 2018年8月29日 15:42 ]

高安(右)と稽古を行った稀勢の里
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 8場所連続休場中の横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が29日、東京都江戸川区の同部屋で弟弟子の大関・高安(28)と三番稽古を行った。稀勢の里が相撲を取る稽古をするのは、23日に静岡県三島市で行われた夏巡業以来で、秋場所(9月9日初日、両国国技館)の番付発表後は初めて。左四つがっぷりで敗れるなどいきなり4連敗したが、徐々に調子を上げ、20番取って14勝6敗だった。

 「後半は良かった。(立ち合いの感触は)ようやく良くなってきた感じがある。番数以上に手応えがあったから良かった」。得意の右上手が取れないとみるや巻き替えて右四つ、もろ差しに持ち込む場面もあった。その理由については「高安が工夫してきたからね」と説明した。

 高安との稽古は自身の調子を測るバロメーターでもある。「いつもやっているから。いい手応えがあった。前に前にという気持ちでいった」と納得の稽古となったようだ。

 高安は腰痛のため、21日に秋田市で行われた巡業から離脱したが、不安は感じられなかった。稀勢の里も「高安もだいぶ調子が良さそうだから」と感じており、30日も再び田子ノ浦部屋で三番稽古を行う見通しだ。

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2018年8月29日のニュース