奈良、優位を生かせず今季4大会全て初戦敗退 全米OP開幕

[ 2018年8月29日 05:30 ]

 テニスの全米オープンは27日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで開幕。女子シングルス1回戦で世界ランキング99位の奈良くるみ(26=安藤証券)は第15シードのエリーズ・メルテンス(22=ベルギー)に2―6、7―6、5―7で屈した。また、世界1位で第1シードのシモナ・ハレプ(26=ルーマニア)が敗れる波乱があった。

 シード選手をあと一歩まで追い詰めたが勝利には届かなかった。最終セットでは先にブレークした優位を生かせず逆転を許し「リードしたときにもう一回ギアを上げられればよかった」と相手の力を認めた。今季4大大会は全て初戦敗退。「悔しい、苦しい4大大会だった。落胆せずに次に向かいたい」と涙がこぼれた。

 全仏女王のハレプがまさかの1回戦負けを喫した。相手の強打に押されてストレート負け。前哨戦では優勝するなど好調だったが「今日はいいバランスが見つけられなかった」とさばさばと振り返った。女子第1シードの初戦敗退は、68年のオープン化以降では大会史上初。改修されたスタジアムコートのこけら落としだったが、記念の一戦に敗者として名前を刻んだ。

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2018年8月29日のニュース