リレーで山県の代役務めた小池「ある程度は自信が持てた」 初めての組み合わせで2位に

[ 2018年7月24日 16:59 ]

ダイヤモンドリーグロンドン大会400メートルリレーで1走を務めた小池
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 リレー侍に切れ味抜群の“一振り”が加わった。陸上のダイヤモンドリーグ・ロンドン大会男子400メートルリレーに出場した日本代表が24日、羽田空港に帰国した。左脚の違和感のため離脱した山県亮太(26=セイコー)に代わり1走を務めた小池祐貴(23=ANA)は「最初は大丈夫かなと思ったけど、ある程度は自信が持てた」と手応えを口にした。

 日本代表は初めての組み合わせで38秒09で2位。今季世界最高記録の37秒61をマークした英国には敗れたが、小池からバトンを受けた2走の飯塚翔太(27=ミズノ)は「小池君が勢いを持ってきてくれた」と高評価した。

 慶大の先輩、山県からはLINEで「すまん、任せた」と連絡が来たという。重責が回ってきたが怖じ気づくことなく、逆に「任せてもらえたんだと思った」と話す強心臓の持ち主だ。土江寛裕コーチも「(小池は)思い切りが良い。彼の度胸は評価しているし(同級生の)桐生を脅かす存在になってほしい」と期待を込める。

 これまでは同学年で100メートル日本記録保持者の桐生祥秀(22=日本生命)の陰に隠れがちだったが、200メートルでは山県、桐生の自己ベストを上回る20秒29の記録も持つ。「(200メートルの)ベストを上回ったと言っても2人とは専門が違います。でも、100メートルで速くなりたい。彼らと勝負できるところまで行きたいという欲も出てきました」と小池。リレー侍にとって力強い存在となっている。

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2018年7月24日のニュース