横審 休場続く稀勢へ厳しいノルマ「期待に応えられる仕事を」

[ 2018年7月24日 05:30 ]

委員会後、記者の質問に答える北村正任委員長(左)と芝田山広報部長(撮影・尾崎 有希)
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 場所後恒例の横綱審議委員会(横審)の会合が23日、東京・両国国技館で行われ、横綱のワースト記録を更新した8場所連続休場の稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)について、秋場所での復活を待つことになった。北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は「次の場所は全力でという覚悟の言葉が伝わってきている。体を治して頑張ってほしいと思っている」と話した。

 横審は成績不振の横綱に「激励」「注意」「引退勧告」などを決議することができるが今回は見送られた。「激励」について議論はあったというが、北村委員長は「横綱がどう判断するかが大事。外からいろいろ条件をつけて、こうなら引退だとか、そういうことではない」と説明した。

 秋場所の“ノルマ”も「どういう成績なら十分という話は出なかった」という一方、宮田亮平委員(文化庁長官)は「期待に応えられる仕事をしてもらえるように。やはり優勝しかない」と厳しい意見を述べた。いずれにせよ、稀勢の里は秋場所で横綱の責任を問われることになる。

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2018年7月24日のニュース