ジョコ完全復活V、4大大会2年ぶり制覇!肘手術後の低迷乗り越え「素晴らしい気持ち」

[ 2018年7月16日 05:30 ]

テニスウインブルドン選手権最終日 男子シングルス決勝   ジョコビッチ3―0アンダーソン ( 2018年7月15日    英ロンドン・オールイングランド・クラブ )

優勝カップを掲げるジョコビッチ
Photo By 共同

 男子シングルス決勝で第12シードのノバク・ジョコビッチ(31=セルビア)と、初優勝に挑む第8シードのケビン・アンダーソン(32=南アフリカ)が対戦し、ジョコビッチが6―2、6―2、7―6で下し、3年ぶり4度目の優勝を果たした。元世界ランキング1位のジョコビッチは歴代単独4位の4大大会通算13勝目となり、優勝賞金225万ポンド(約3億3450万円)を獲得した。

 完全復活を告げる2年ぶりの4大大会制覇だ。右肘の故障に苦しみ、手術から復帰後も低迷が続いたジョコビッチが、輝きを取り戻した。観戦に訪れたエレナ夫人、5歳の長男のステファン君の前での戴冠に「素晴らしい気持ち。ダディ、ダディと叫ぶ息子がいたから」と会心の笑みを浮かべた。

 13日の準決勝突破に6時間36分を要したアンダーソンは序盤、動きに切れを欠き、武器の高速サーブも確率が悪かった。ストロークや好機のボレーでもミス。ジョコビッチは2日連戦ながらも安定感で上回り、第3セットでは調子を上げてきた相手のセットポイントを何度もしのぐ集中力で振り切った。

 「ここ2年間は楽じゃなかった。厳しいケガで先が見えなかった。ここでカムバックできたのは最高」。世界1位に君臨した全盛期に「凄く近づいている」と語っていた自信は、確信に変わった。

続きを表示

2018年7月16日のニュース