奥原希望 11カ月ぶりVの陰に日本食「火がついちゃって…」

[ 2018年7月16日 11:53 ]

バドミントンのタイ・オープンで優勝して帰国した奥原希望
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 バドミントンのタイ・オープン女子シングルスで、昨年8月の世界選手権以来11カ月ぶりに個人戦を制した奥原希望(23=日本ユニシス)が16日、成田空港に帰国し、「ずっとタイトルから離れていて、早くたどり着きたかった。勝つ感覚を久しぶりに味わえた」と笑顔で振り返った。

 3週連続で大会に出場した今回の東南アジア遠征。ハードなスケジュールを乗り切るには息抜きも大切になるが、今回は食事選びが当たった。決勝前夜はバンコクでたまたま発見した日本料理店に入ると「とびきりおいしい日本食でした。火がついちゃって…」。ぶり大根、和牛ステーキ、太巻きなどを次々と平らげ、デザートのマンゴーはおかわりまでした。そんな日本食のパワーを借りて、決勝では昨年の世界選手権で激闘を繰り広げたシンデゥ・プサルラ(インド)を2―0で退けた。

 右膝を痛めた昨秋以降は苦しい戦いが続いたが、世界選手権(30日開幕 中国・南京)へ向けて調子は上向いている。世界選手権前の大会で優勝するのは昨年と同じ。2連覇の懸かる大一番へ「まだ自分のパフォーマンスに自信を持っている状況じゃない。(国内合宿で)詰めていって、自信を持って堂々とコートに立てるようにしたい」と余念はない。

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2018年7月16日のニュース