谷原“尻すぼみ”好調一転、海風に苦しめられた決勝R「生かしていきたい」

[ 2018年7月16日 05:30 ]

欧州ゴルフツアースコットランド・オープン最終日 ( 2018年7月15日    スコットランド・ガレーン ガレーンGC(7133ヤード、パー70) )

第3R、16番でラフから第3打を放つ谷原
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 47位から出た谷原秀人(39=国際スポーツ振興協会)は1バーディー、2ボギーの71で回り、通算4アンダーで最終ラウンドを終えた。前日の第3ラウンドは4バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの72。第2ラウンドで61のビッグスコアを叩き出したが、決勝ラウンドでは風に苦しみスコアを落とした。通算13アンダーの197をマークしているイエンス・ダントルプ(29=スウェーデン)が、単独首位で最終ラウンドに臨んだ。

 バーディーなしで迎えた16番パー5。谷原は2オン2パットでスコアを伸ばすとホッとした表情を浮かべた。コースレコードの61を記録した第2日から一転、決勝ラウンドはリンクス特有の海風に翻弄(ほんろう)された。

 「ノーバーディーかと思っていた。テーショットに関しては安定していたと思うけど、風の強さが(第3Rと)違うのでバンカーに入ったりした」

 前日よりは穏やかながら、引き続き海風が吹き付ける中でのラウンド。2番パー5の第1打がポットバンカーにつかまった。このホールはパーで切り抜けるも、6番パー4でも再び第1打がポットバンカーへ。1度では脱出できずにボギー。「風の読みは難しい」と、改めて体感した。

 刻々と変わる風の強さの読みがスコアに直結する。今大会での収穫を問われた39歳は「風の強さ、(それに対応する)打ち出し」と答えた。次週の全英オープンの舞台もリンクスコース。「(特徴が)分かってよかった。生かしていきたい」。そう言って次戦を見据えていた。

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2018年7月16日のニュース