高安 土俵際逆転で2敗キープ 内容よりまず白星「勝っていけばまた違うでしょう」

[ 2018年7月16日 18:57 ]

大相撲名古屋場所9日目 ( 2018年7月16日    ドルフィンズアリーナ )

大相撲名古屋場所9日目、高安は突き落としで玉鷲(左)を下す(撮影・岩崎 哲也)
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 カド番の大関・高安はピンチを切り抜け、2敗を守った。立ち合い後に右を抱えられて押し込まれたが、差し手を抜いて体を回転させると、逆に玉鷲の体が泳ぎ、隙を逃さず突き落とで勝負を決めた。鋭い踏み込みから突き放すイメージで、この日の朝稽古にも取り組み、「きょうがポイント。きょう勝てば残りもいけると思う」と後半戦をにらんでいた。

 休場明けだが、「初日に比べれば徐々に良くなってきている」と状態も上向きだ。ヒヤヒヤながら白星を並べて御嶽海を2差で追う展開。初優勝も狙える位置に、「御嶽海も凄くいい相撲を取っていますから、僕は優勝には少し遠い。僕は僕でその日の相撲に集中して盤石の相撲を取るだけ」と自然体を強調していた。

 コンディションが快方に向かう中、流れ的には理想とした形ではなかったが、「勝つことが大事。内容は伴わないけど、勝っていけば、また違うでしょう」と安どした。

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2018年7月16日のニュース