鈴木亜由子、悪夢再び…今年も最後にかわされ2位 年内マラソン転向も

[ 2018年6月22日 21:10 ]

陸上・日本選手権   女子1万メートル ( 2018年6月22日    山口市・維新みらいふスタジアム )

<陸上日本選手権>女子1万メートル 優勝した松田瑞生(33)と2位の鈴木亜由子=維新みらいふスタジアム
Photo By 共同

 昨年とほぼ同じ展開とは、悪夢としかいいようがない。鈴木亜由子(26=日本郵政グループ)は、松田瑞生(23=ダイハツ)と残り2キロ付近からマッチレース。最後の直線でかわされた1年前と同様に、この日は残り200メートルから強烈な追い上げを食らい、再び2位だった。かわされる時にはあきらめのような苦笑いを浮かべ、レース後は握手で健闘を称え合った。

 右足甲の疲労性の痛みで、4月の米国高地合宿を途中で切り上げた。そこから「5月に入って駆け足で」仕上げて国内最高峰の舞台に乗り込んできたが、2年ぶりの制覇はならなかった。

 とはいえ31分57秒82の2位は、アジア大会代表の選考テーブルに上がる好記録。しかし、今後のマラソン転向を視野に入れる名大卒の才女は「そんなに出たいと思っていない」とジャカルタ行きには消極的。リオデジャネイロ五輪と2つの世界選手権の代表をつかんだトラックではなく「違う挑戦をしたい」と、年内にも42・195キロに挑戦することをにおわせた。

続きを表示

2018年6月22日のニュース