相手はバス移動が苦手? ラグビー日本代表にホームアドバンテージ

[ 2018年6月22日 17:08 ]

リポビタンDチャレンジカップ2018第3戦   日本―ジョージア ( 2018年6月23日    豊田スタジアム )

ジョージア戦を翌日に控え、会場で前日練習を行うラグビー日本代表の(左から)No.8マフィ、ロック真壁、フランカーのリーチ主将
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 日本代表は22日、今回の試合会場で来年のW杯では1次リーグA組の3戦目(相手未定)でも使用する豊田スタジアムで前日練習を行った。一方でバスで片道1時間かかる名古屋市内に宿舎ホテルを構えるジョージア代表は当初の予定を変更し、名古屋市内で最終調整。昨年11月25日のフランス戦以来の代表戦先発となるロック真壁伸弥(サントリー)は、この移動距離に勝機を見出した。

 ジョージアの先発フッカーは、スーパーラグビーのサンウルブズでもプレーするジャバ・ブレグヴァゼ。世界最強と恐れられるスクラムを最前列で統率する役目を担っているが、その大柄な体格があだとなり、狭いバスの車内は苦手だという。真壁は「あいつがバスに1時間乗っていたら、ふくらはぎがめっちゃ張っていると思うので、勝機はあると思います。すぐに固まるので」とニヤリと笑った。

 ジョージアは、あす23日の試合も、名古屋市内から豊田スタジアムへバス移動する。W杯本番中とは違い、警察車両の先導などはないため、1時間程度はかかるとみられる。ブレグヴァゼに限らず、リーチ主将(東芝)が「フィジカルの強さは世界一」と警戒する相手には大型の選手が多いだけに、やはり4列シートの日本のバスは手狭なはず。実際、この日の会場練習を取り止める判断を下したジョージアのミルトン・ヘイグ・ヘッドコーチも「1時間も移動したくなかった。しっかり練習できているし、今日は確認作業だけ。それをやるために2時間もバスに閉じ込められる必要はない」と説明。必要以上にバス移動や日本の道路事情を警戒している様子だった。

 日本代表はスタジアムと目と鼻の先にある豊田市内に宿舎を置く。ジョージア側にとっては「不公平」と取れるが、日本にとってはこれがホームアドバンテージ。全ての外的条件をプラスにして、春のテストマッチ最終戦に勝ちに行く。

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2018年6月22日のニュース