“逆輸入プロ”竹内2位発進 韓国で腕磨いた22歳が自己最高

[ 2018年6月22日 05:30 ]

女子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ第1日 ( 2018年6月21日    千葉県カメリアヒルズCC=6620ヤード、パー72 )

2番、ティーショットを打つ竹内(撮影・西川祐介)
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 竹内美雪(22=タイカ)がボギーなしの67で回り、吉田弓美子(31=アマノ)らとともに5アンダーで2位の好位置につけた。母の母国・韓国で腕を磨き、日本のプロテストに合格した異色の“逆輸入プロ”。後半の出場試合が決まる第1回リランキング対象の最終戦で、48位からの急浮上を図る。14年優勝者の酒井美紀(27=国際スポーツ振興協会)が7アンダーの65をマークし、単独首位に立った。

 背水の覚悟で臨んだ一戦。自己最高の2位発進となった竹内は「前半戦は成績を残せていなくて崖っ縁。今週は賞金も高いので、ぜひぜひ頑張りたい」と鼻息を荒くした。

 今大会は後半の出場資格が決まる第1回リランキング対象の最終戦。出場権を得る目安は35位以上だが、48位と厳しい位置にいる。今週からパターを約1年ぶりにピン型からマレット型に変更。出だしの1番で8メートルを沈めるなど、5バーディーの原動力となった。

 父・敏明さん(69)と韓国出身の明子さん(56)を母に持つ。生まれたのは兵庫だが、父が飲食店「ゆきちゃんカレー」を開くため、韓国に小6で移住した。現在は店を畳んでいるというが「父は(飲食店を)やりたいみたい。開店資金を稼げたら」。そのためにも、まずはレギュラーツアーの出場権をつかみ取る。

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2018年6月22日のニュース