【丸山茂樹 メジャー基準】松山 後半苦しい展開、よく最小限に抑えた

[ 2018年6月16日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー 全米オープン第1日 ( 2018年6月14日    米ニューヨーク州サウサンプトン シネコックヒルズGC=6440ヤード、パー70 )

全米オープン第1日 16番で深いラフから第3打を放つ松山
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 松山は後半もっと苦しい展開になってもおかしくないところを、よく最小限に抑えたと思う。ショットは悪くなかったが、このコースはいいショットを打っても、落とし穴につかまるケースが少なくない。グリーンも平らなところがほぼなくて、強い風が吹き抜ける中でストロークをしなければならない。その上、ポアナ芝もかなり絡んでくる。その辺りをどう判断して打つのか、兼ね合いが難しい。でも、グリーン上で苦しんでいるのは他の選手も同じ。一つかみ合って、後半のようなゴルフができれば、それほど大叩きをしそうな雰囲気はない。残り3日、これ以上スコアを落とさないようにすることが、優勝争いにつながっていくのではないか。

 小平はスタートホールのトリプルボギーが不運だった。最初にパンチを食らって、その後を耐えることができなかった。でも、グリーンの形状やコースの攻め方など、まだこういうコースに不慣れなところがあるので、それも仕方がないと思う。

 タイガーは以前のパフォーマンスに近い状態まで戻すには、もう少し時間がかかりそうだ。前半、あれだけグリーンをオーバーするタイガーを今まで見たことがない。クラブ選択やプレーのジャッジミスなど、そういう部分がまだまだかなという印象を受けた。(プロゴルファー)

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