ペルージャ移籍の石川祐希 「世界一」の選手に 最高峰リーグで挑戦続ける覚悟語る

[ 2024年5月18日 04:36 ]

イタリア1部リーグのペルージャへの移籍が決まり、記者会見後にユニフォームを着てポーズをとるバレーボール男子の石川祐希
Photo By 共同

 バレーボール男子の日本代表主将で、イタリア1部リーグのペルージャに移籍が決まった石川祐希(28)が17日、都内で会見し「目標である世界一になれるチャンスが目の前にある。優勝して世界一に近づけるシーズンにしたい」と抱負を語った。

 ペルージャは各国のスターがそろい、昨季はリーグ、イタリア杯、イタリア・スーパー杯、世界クラブ選手権を制した世界屈指の強豪クラブ。4季在籍したミラノで中心選手として活躍し、昨季はチーム史上最高の3位に導いた石川の元には多くのオファーが届いた。「1月末からエージェントと話し合ってきた。トップチームでプレーしたい思いがあった。今の僕にはペルージャが合っている」と決断の経緯を説明した。

 日本のチームからも誘われたことを明かした上で「イタリアで優勝してMVPを獲る目標を立てている限り、そこを貫きたい」と世界最高峰リーグで挑戦を続ける覚悟をにじませた。

 ペルージャのロレンゼッティ監督には、イタリアで最初に所属したモデナで指導を受けており「9シーズンで成長した姿を見せたい」と話した。

 石川にとって来季はイタリア10季目のシーズン。ポジション争いはハイレベルになるが「オールラウンダーで何でもできることを評価されたと思う。リーダーシップを取ってチームに良い影響を与えたい」と自信を示した。

▽ペルージャ 本拠地はイタリア中部ウンブリア州の州都ペルージャ。2001年創設。セリエCから参戦し、12年セリエA1(1部リーグ)初昇格。優勝回数はリーグ2回、イタリア杯4回、イタリア・スーパー杯5回、世界クラブ選手権2回。イタリア代表セッターのジャネッリら世界各国のスターをそろえる。

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