高谷、残り6秒逆転優勝 冷や汗も「接戦勝つことで強くなる」

[ 2018年6月16日 05:30 ]

レスリング全日本選抜選手権 ( 2018年6月15日 )

79キロ男子フリースタイルで優勝しガッツポーズを見せる高谷(撮影・会津 智海)
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 男女8階級が行われ、男子フリースタイル79キロ級で2大会連続五輪出場の高谷惣亮(29=ALSOK)が、決勝で山崎弥十朗(21=早大)を2―3から残り6秒で逆転し、フォール勝ちを収めた。慣れない当日計量による脱水症状のアクシデントも乗り越え、世界選手権(10月、ブダペスト)代表の座を勝ち取った。

 ひやひやの勝利にも高谷は涼しい顔だった。高谷は「国内では圧勝続きだったが、接戦に勝つことで強くなれる」と前向きに捉えた。新階級も当日計量も12月の全日本選手権で経験済みだったが、今回は急激に体重を落としたことが裏目に出た。「準決勝から手足がしびれていた」と脱水症状に陥り、準決勝も決勝も逆転勝ち。特に決勝は残り6秒で起死回生のタックルを決めての辛勝だった。

 昨年1月に結婚。今年4月からは筑波大の大学院にも通っている。「結婚生活があって、大学院にも通っている。僕は3足のわらじで東京を目指したい」とレスラーとしてもきっちり結果を出した。

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