W杯予選突破の楢崎明智、“初号機”“進撃の巨人”と呼ばれて

[ 2018年6月2日 20:00 ]

スポーツクライミング・ボルダリングW杯八王子大会第1日 ( 2018年6月2日    エスフォルタアリーナ八王子 )

<ボルダリングW杯八王子2018初日>男子予選、必死の形相で課題に挑む楢崎明智(撮影・小海途 良幹)
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 男女予選が行われ、16年世界選手権の男子金メダリスト・楢崎智亜(ともあ、21=TEAM au)の弟・明智(めいち、19=同)が、11位で3日の準決勝に進出した。

 難しいコース設定で5つの課題のうち2つしかクリアできず、明智は「しんどい大会」と振り返ったが、兄とともに予選を通過。「楢崎明智はまだ生きているんだってことをアピールしたい」。まずは少しアピールに成功した。

 1メートル86の大型クライマー。「友達からエヴァンゲリオンの“初号機”とか“進撃の巨人”とか呼ばれていた」と笑う。今年3月、地元・栃木での表彰式で対面したプロバスケットボール選手の田臥勇太には「君、なんでバスケをやっていないの?」と言われたほどだ。

 ボルダリングW杯の自己最高成績は昨年の米国大会の2位。「目標は決勝進出。あわよくば智くん(智亜)と表彰台に乗りたい」。偉大な兄を追う19歳は、進撃を誓った。

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