21歳のA・ズベレフ辛くも16強 意外にもトップ50からは初白星

[ 2018年6月2日 12:17 ]

全仏オープン第6日 男子シングルス3回戦 ( 2018年6月1日    パリ・ローランギャロス )

3回戦でジュムールを下したA・ズベレフ(AP)
Photo By AP

 第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(21=ドイツ)が2戦連続のフルセットマッチを制して4回戦に進出した。世界29位のダミル・ジュムール(26=ボスニア・ヘルツェゴビナ)に6―2、3―6、4―6、7―6、7―5。3時間54分の大激戦で辛うじて生き延びた。

 「全てのポイント、全てのゲームを取ろうと頑張っただけ。マッチポイントの時も特別なことは考えなかった」。最終セットの4―5で自らのサービスゲーム、30―40とジュムールにマッチポイントを握られたが強力なサーブでしのぐと、ここから3ゲームを連取した。

 「簡単な試合は1つもない。それが4大大会。どの選手も自分のベストのプレーをしてくる。特に大きなコートでランク上位の選手に対しては」と21歳にしてすでに挑まれる立場で戦っている。先月のマドリード・オープンを含めてマスターズ大会3勝。次世代の旗頭として大活躍しているが、4大大会ではこれまで期待に応える結果を残せてこなかった。

 意外にも4大大会で世界ランク50位以内に勝ったのもこれが初めて。4回戦進出で昨年のウィンブルドンと同じ自身の4大大会最高成績に並んだ。激闘続きの疲れを見せずに「肉体的に問題はないし、5セットでの勝利は自信ももたらしてくれる」と強気に語った。4回戦で勝って初の8強入りを果たせば、準々決勝では錦織―ティエムの勝者と激突する。

続きを表示

2018年6月2日のニュース