近藤が単独首位「パット良かった」、腰痛回復 谷口から刺激も

[ 2018年6月2日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 日本ツアー選手権森ビル杯第2日 ( 2018年6月1日    茨城県笠間市 宍戸ヒルズCC西C=7384ヤード、パー71 )

日本ツアー選手権森ビル杯第2日 18番、9アンダーの単独首位でホールアウトした近藤はガッツポーズ(撮影・西川  祐介)
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 5年連続で予選落ちしていた近藤智弘(40=ネスレ日本)が65とチャージし、通算9アンダーで単独首位に立った。1打差の2位には時松隆光(24=筑紫ケ丘GC)と金亨成(38=韓国)がつけた。石川遼(26=CASIO)は71と伸ばせず通算3オーバー、70位で予選落ち。中嶋常幸(63=静ヒルズCC)も77の通算11オーバー、118位で予選落ちし国内メジャーから“卒業”した。

 近藤は18番で3メートルのパーパットを沈め単独首位でプレーを終えた。「パットの調子が良かったので自信を持って打てました」。その言葉が象徴するようにこの日はパットが光った。11番で7メートル、12番で5メートルを沈めるなど8バーディー(2ボギー)を奪い、2打差の10位からスコア掲示板を一気に駆け上がった。今週は気分転換を兼ね、パターをマレット型からピン型に替え「難しいパターの方が集中力が増す」とその効用を明かす。06年日本プロなど通算6勝の実力者。しかし、昨年は腰を痛め16年連続で守っていた賞金シードから陥落。電気、ハリ、マッサージなど可能な限りの治療法を試し、2週前の関西オープンから痛みがなくなってきたという。

 今月で41歳になるベテラン。5月の日本プロで50歳の谷口が最年長優勝を飾ったことに刺激を受け「谷口さんは諦めない。僕は去年くらいからくじけちゃっている」と反省する。決勝に向けては「パットで勝負していけたら」と自分に言い聞かせるように話していた。

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2018年6月2日のニュース