松山 復調の首位発進、4連続バーディーからの会心イーグル!

[ 2018年6月2日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー メモリアル・トーナメント第1日 ( 2018年6月1日    米オハイオ州ダブリン ミュアフィールドビレッジGC=7392ヤード、パー72 )

メモリアル・トーナメント第1日 17番でイーグルを決め、ギャラリーの歓声に応える松山。7アンダーで首位発進した
Photo By 共同

 2014年に米ツアー初優勝を飾った大会で復調をアピールした。松山英樹(26=LEXUS)は1イーグル、7バーディー、2ボギーの65で回りアブラハム・アンサー(27=メキシコ)ら2人と並んで首位に立った。4連続バーディーで迎えた17番(パー4)では会心のショットでイーグル。今季最高のパフォーマンスを見せた。

 まさにヒデキも感激のスーパーショットだった。5アンダーで迎えた17番パー4。松山の第2打は、ピン手前で2度バウンドし奥へ転がると、そこからバックスピンがかかってカップに吸い込まれた。その瞬間、両腕を上げてキャディーとハイタッチ。今季初優勝の期待を抱かせる首位発進に「感触は良くないけど、結果は満足している。いろいろ試行錯誤しながらやったら後半うまくいった」と表情を緩めた。

 前戦の最終日に66をマークし、1週のオフを挟んでの大会。「凄く仕上がったつもりで来ていたが、昨日の練習が終わった時点で全然駄目。何かいいところはないかなと探しながらのスタート」だったという。そんな中で4、5番のバーディーチャンスを生かした。「2つ取れたので、楽にプレーできた」。10番から2連続ボギーを叩いた後半だったが、6メートルを沈めた13番から4連続バーディーの猛ラッシュ。5連続バーディーを期待された17番は圧巻のイーグルとなった。「ショット、パットともにいい形で取ることができたので良かった」とうなずいた。

 今季はポイントランキングで81位にとどまる。「狙って打った感覚がない。最悪を避けようとしたショットが(チャンスに)ついたりしてる」と慎重な姿勢は崩さない。それでも2014年に米ツアー初勝利を飾った思い出のコースで復活への手応えはつかんだ。「これだけいいスコアが出るということが分かった。日曜までいいプレーをしたい」と表情を引き締めた。

 ▽2014年の大会VTR 首位と7差の21位発進も2日目に67をマークし4位に浮上。3位から出た最終日は15番で単独首位に立つが、終盤スコアを落とし64で猛追したケビン・ナと通算13アンダーで並んだ。18番パー4で行われたプレーオフ。松山の2打目はグリーン左へ飛んだが、ギャラリーの右足に当たって手前に戻る幸運もありパーセーブ。4オンした相手を振り切った。米ツアー26戦目での制覇となった。

続きを表示

この記事のフォト

2018年6月2日のニュース