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【有森裕子の目】勝負どころの最後の上り 練習で十分克服可能

東京五輪パラリンピック委員会が発表した五輪マラソンコース
Photo By 提供写真

 このコースの特徴はスタート直後の下りと終盤の上り、そして3カ所の折り返しです。最初に下りがあると楽なように見えますが、猛暑の中でいきなり飛ばしすぎると体力を消耗してしまい、中盤以降に影響が出ます。まず最初の5キロでオーバーペースにならないように自重し、後にどれだけ力を残しておけるかがポイントです。

 6キロぐらいからはほぼ平たんになるのでいったんレースは落ち着くでしょう。動きがあるとすれば浅草で折り返しになる15キロ地点。周回コースのように大きなカーブではなく急角度で折り返すので減速せざるを得ず、位置取りを間違うと大回りになってタイムをロスしかねません。しかも、折り返してから20キロまでの間は比較的急な下りが複数ある上、右折や左折が3カ所あります。直角にカーブすると一瞬前の選手が見えなくなるので絶好の仕掛け場所になるのです。

 そして37キロからの最後の上りがメダル争いの勝負どころになるでしょう。私も東京国際の時代に何度か走りましたが、この上りは相当きつい。それでも最初からきついと分かっていれば、練習で克服することは十分可能です。コースの特徴を詳細に分析し、実際に体験して練習に生かせるのは日本選手だけの特権です。その特権を最大限生かし、ぜひ本番では男女ともメダルを獲ってほしいと思います。(五輪連続メダリスト)

[ 2018年6月1日 09:31 ]

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