日大アメフット部 森HCら辞意 OB会とは別組織が選手支援

[ 2018年5月31日 05:30 ]

 日大アメリカンフットボール部の悪質な反則問題で、関東学生連盟から資格剥奪の処分を受けた森琢ヘッドコーチを含む日大のコーチ3人が辞任の意向を示していることが30日、分かった。日大広報部が明らかにした。他に辞意を表明しているのは長谷川昌泳コーチと田中芳行コーチで、騒動を受けての決断という。

 また日大アメフット部OBが、OB会とは別組織の「有志会」をつくって選手を支援するための活動を始めていることが、関係者への取材で分かった。部員一同の声明文作成に協力した父母会「櫻親会」と一体となって支えていく方針という。

 関係者によると、従来のOB会は内田正人前監督に近く、今回の問題を受けての対応もなかった。そのため、アメフット部の先行きを憂慮したOB有志が会を結成。27日に開いた会合には約50人が集まった。現在も参加を呼び掛けており、数百人規模になる見込み。支援策は今後検討していくという。有志会の一人は「選手にとってよりいい形になるよう、支援に注力していく」と話した。

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2018年5月31日のニュース