錦織に惜敗のペール「美しい戦いだった」

[ 2018年5月31日 09:19 ]

テニス 全仏オープン第4日 男子シングルス2回戦   錦織3―2ペール ( 2018年5月30日    パリ・ローランギャロス )

<全仏オープン男子シングルス2回戦>試合後、錦織を祝福するペール(AP)
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 初めてのローランギャロスのセンターコートで、地元の大声援を背に熱戦を展開した。フルセットで敗れたとはいえ、ペールは「美しい試合、美しい戦いだった」と一定の満足感を示した。

 第1セットは錦織ペースで落とし、第2セットからは積極果敢に攻めた。第2サーブを思い切り叩き、錦織が「対戦するたびに悩まされている」と脱帽した絶妙なドロップショットでも揺さぶった。「圭はボールをとても素早く、スムースに打ってくる。ただしサーブには課題、弱点がある。そこを積極的に突いていった」と第2、第3セットを連取した。

 しかし第4セットの第1ゲーム、錦織のサービスゲームで15―30と先行しながらフォアハンドで立て続けにミスを犯した。息を吹き返す余裕を与えてしまい「第4セット序盤でレベルを上げた圭についていけなかった」と徐々に引き離された。最終セットも接戦ではあったが、要所でのダブルフォールトも響いて競り負けた。

 2回戦で金髪だった髪の毛は、紫色に染め直したが、その色もほぼ抜けて銀髪に。そのファッション、そしてもちろんプレーでも大観衆の声援に応えてみせた。

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2018年5月31日のニュース