栃ノ心“大関初仕事” ラグビー日本代表の応援動画撮影で「大関栃ノ心です」

[ 2018年5月31日 13:53 ]

ラグビーボールを手に笑顔の栃ノ心(撮影・沢田 明徳)
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 30日に大関に昇進したジョージア出身の栃ノ心(30=春日野部屋)が31日、東京都墨田区の同部屋で“大関初仕事”に臨んだ。ラグビーのテストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ2018 日本代表―ジョージア代表戦」(6月23日、豊田スタジアム)の特別応援サポーターとして、会員制交流サイト(SNS)や当日の試合会場で配信予定のメッセージ動画の撮影を行った。

 撮影では最初に「大関栃ノ心です」と、たどたどしく自己紹介。NGを出しながらも、約30分間、何とか初仕事を乗り切った。それでも、30日に口上を述べる昇進伝達式を経験しただけに「今日の方が余裕。昨日(伝達式)が終わってホッとした」と笑みを浮かべた。

 ラグビーは子供のころに遊び程度でやっていたとあって「サッカーよりラグビーが好き。スクラムを見ると力が入る」という。来年のW杯本大会も「できれば見にいきたいね」と生観戦を希望していた。

 番付を示している稽古場の木札は、「大関」と記された真新しいものが作られ、入門から12年たって黒くなった「栃ノ心」の木札の前に入れられた。それを感慨深げに見つめ「頑張らないといけないね。(大関の木札が)黒くなるまで頑張りたいね」と話した。

 ジョージアの「名誉観光大使」も務めている栃ノ心だが、角界の看板力士となったことで、今後は母国をPRする機会は増えていきそうだ。「ジョージアと日本はこれからも仲良くしてもらいたい。国のためになるのなら何でもする」と抱負を語っていた。

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2018年5月31日のニュース