はしゃぎ過ぎ足首脱臼男、まさかの快進撃で2位発進「こんなミラクルあるかい?」

[ 2018年4月6日 09:48 ]

マスターズ第1日 ( 2018年4月5日    米ジョージア州 オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード、パー72 )

15番でバーディーをマークしたトニー・フィナウ (AP)
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 開幕前日のパー3コンテストでホールインワンにはしゃぎ過ぎて足首を脱臼したトニー・フィナウ(米国)が、6バーディー、2ボギーの68で2位と好発進した。

 「24時間前、僕の足は位置がずれてしまっていた。今は首位と2打差の位置にいる。こんなミラクルあるかい?」とラウンド後は本人も驚きを隠せなかった。前日のパー3コンテストで、ホールインワンに喜んで走った際に左足首を脱臼。レントゲンを撮って骨折は見られなかったが、一夜明けたこの日の朝は歩くのもやっとだったという。しかしオーガスタ市内の病院でMRI検査を受けてみると「ケガらしいケガはなかった」。この時点で午前8時。医師からはプレーで悪化することはないとのお墨付きを得たため、午後のスタートに向けて出場の決意を固めたという。

 テーピングを施して臨んだラウンドは1番こそボギー発進だったが、2番パー5ですぐさまバーディーを取り返して落ち着きを取り戻した。ツアー屈指の飛ばし屋で今季も平均飛距離は321・1ヤードで1位。「オーガスタでも飛距離は大きな武器になるが、ここでは小技も重要。今週はアプローチとパットの感触もいい」とケガのことはすっかり忘れ、上位進出への自信をのぞかせた。

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