17歳・阿部詩「自分の力を全て出して優勝したい」

[ 2018年4月6日 17:38 ]

全日本選抜体重別選手権

体重別選手権の前日会見で意気込みを語る阿部
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 柔道の世界選手権(9月、バクー)代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権は、あす7日に福岡国際センターで開幕する。6日には福岡市内で前日会見が開かれ、女子52キロ級で大会初制覇と初世界代表を目指す阿部詩(17=兵庫・夙川学院高)が「しっかり準備をしてきたので、自分の力を全部出して優勝したい」と意気込みを語った。

 昨年は準決勝で志々目愛(了徳寺学園職)に敗れて涙。その後、世界選手権で優勝を果たした志々目には、昨年12月のグランドスラム(GS)東京大会でリベンジを果たし、今年2月のGSパリ大会も制した。今大会を優勝すれば、すでに代表内定を得ている男子66キロ級の兄・一二三(日体大)とのきょうだい出場が確実視される。「やっぱり一緒に出て優勝したい気持ちが強い。兄は自分を成長させてくれる、一番身近な人」と兄の背中に視線を向けた。

 昨年は3月下旬の全国高校選手権に出場し、中12日という強行日程も祟って志々目の前に敗れた。今年は周囲の説得もあって高校選手権を出場回避。「高校選手権に出たいと先生(松本純一郎監督)に言ったが、この大会の大切さを先生が教えてくれた。圧倒的に勝って、高校選手権に出なかった意味を示したい」と闘志を燃やした。

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2018年4月6日のニュース