藍さん池ポチャも花添えた!?優作キャディーで宮里家の夢舞台

[ 2018年4月6日 05:30 ]

マスターズ第1日 ( 2018年4月5日    米ジョージア州 オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード、パー72 )

宮里優作(手前左)が撮影する中、ショットを放つも池ぽちゃで苦笑いの宮里藍さん
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 今季のメジャー第1戦が開幕した。7度目の出場となった松山英樹(26=LEXUS)は初日、1オーバーで終えた。4日には前日恒例のパー3コンテストが行われ、初出場の宮里優作(37=フリー)は昨年引退した妹の藍さん(32)や両親ら家族をキャディーに従え、ゴルフの祭典ならではのイベントを満喫。日本男子ツアーの前選手会長でもある宮里優はツアー活性化のために“日本版パー3コンテスト”開催案も披露した。

 開幕前日に行われるパー3コンテストは、マスターズを特徴づける伝統の一つである。大事な初日を控えたピリピリ感だけでなく、選手とパトロンが一体となった祝祭感が他のメジャーにはない華やかさをプラスする。

 今年もニクラウスやファルドら歴代の王者が集い、世界1位のジョンソンやマキロイら優勝候補も当然のように参加した。初めてその雰囲気を味わった宮里優は「ファン感謝デーみたい。日本の伝統ある大会でもやってくれたら面白い」と前選手会長としての意見を披露した。

 藍さんがキャディーバッグを担ぎ、日本のファンだけでなく宮里家にとっても特別な経験となった。「僕の子供たちも妹と行きたいと言ってくれたし、最後は兄貴(聖志)が“出たらええんちゃう”と。まあ本人は僕に遠慮していただけなので」。藍さんは最終9番でティーショットを打ったが、あえなく池ポチャ。宮里優は「打ちたくないとは言っていたが、本人も楽しんでいた」と感謝した。

 宮里優一家は、藍さんからマスターズ出場記念としてネーム入りの緑色シューズをプレゼントされた。長男・優吾君(5)はパー3コンテストでさっそく着用。宮里優も妹の気遣いに「今週は移動の時にそれを履いていきたい」と語った。

 日本の賞金王として、前選手会長として、マスターズが終われば日本ツアーを活性化させるのも必要不可欠。この日は日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長も来場しただけに「青木さんもいらしていたので、そういう話もしていきたい」と日本版パー3コンテストの構想を膨らませた。

 ▽パー3コンテスト 1960年から始まったマスターズ本戦前日の水曜日に行われるイベント。舞台は、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブに隣接する9ホール(パー27)の特設コースで、子供や夫人など家族がキャディーを務める和やかな雰囲気の中で行われる。9番ホールは、キャディーがボールを打つのが恒例。過去に青木功(2回)、中嶋常幸も優勝しているが、優勝するとその年の試合では優勝できないというジンクスがある。

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