張本の大金星に驚いた倉嶋監督「世界ナンバー1のバックハンド」

[ 2018年4月6日 17:38 ]

卓球アジア・カップ第1日 ( 2018年4月6日    横浜文化体育館 )

卓球・張本
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 男子シングルスの1次リーグA組で、世界ランク13位の張本智和(14=エリートアカデミー)が、同1位の樊振東(中国)を3―1で撃破。日本男子の倉嶋洋介監督は「驚いた」と話し、「爆発した時の張本はとてつもなく強い。世界ナンバー1のバックハンドだなと思った」と称えた。

 この日1試合目だったゲラシメンコ(カザフスタン)との試合はやや精細を欠き、次の樊振東との大一番を前に倉嶋監督は14歳に声をかけていた。「フォアハンドが弱いからって悩むな。そのかわり長所を思い切り出してやれ。それはバックハンド」。指揮官の言葉通り、バックハンドで世界1位を翻弄した。

 1月の全日本選手権を制した時は、喜びのあまり相手の水谷と握手する前に父の宇コーチと抱擁。その後に水谷と握手をかわしたことについて、先に相手と握手するよう日本協会から注意された。この日は勝利が決まると両手を挙げた張本だが、倉嶋監督が待つベンチに行く前に樊振東と握手。同監督は「一瞬こっちに来かけたけど、ちゃんと握手にいった。もともとマナーはしっかりしている奴なんです」と話した。

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2018年4月6日のニュース