大坂なおみ、2年連続16強!メンタル成長 ミスに怒りも我慢

[ 2018年4月6日 05:30 ]

女子テニス ボルボガー・オープン ( 2018年4月4日    米サウスカロライナ州チャールストン )

シングルスで3回戦進出を決めた大坂
Photo By 共同

 シングルス2回戦で世界ランキング21位の第10シード、大坂なおみ(20=日清食品)は同74位のラウラ・シグムント(30=ドイツ)を6―3、7―6で下し、2年連続で16強となる3回戦に進んだ。3回戦では第5シードのユリア・ゲルゲス(29=ドイツ)と対戦し6―7、3―6で敗れた。ダブルスの土居美咲(26=ミキハウス)クリスティナ・マクヘール(25=米国)組は1回戦で敗れた。

 流れが傾きかけた場面で自分を見失わなかった。大坂はツアー2勝をクレーコートで挙げているシグムントの猛追を振り切り「試合続きで精神的な疲れもあるが、対処しないといけない」。第2セットの第8ゲームでミスからブレークを許し、4―4になった。怒りでラケットを3度振り上げた大坂はぐっと我慢。コートは傷つけず、軽く後方に放り投げることで怒りを放出し気持ちを切り替えた。「以前ならラケットを叩きつけていた。でも、放り投げた自分にもがっかりしている」とトップ選手にふさわしい、より強い精神力を求めていた。

 シグムントには、赤土が舞台の昨年5月のイタリア国際で敗れていたが、しつこいドロップショットに対応。2年連続の16強入りを果たした。

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2018年4月6日のニュース