新葉「今季一番」会心演技で銀 岡島コーチも驚き「まさか。奇跡です」

[ 2018年3月24日 08:24 ]

<世界フィギュア 女子フリー>キス&クライで高得点に驚く樋口新葉(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケートの世界選手権は23日、イタリア・ミラノで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)8位の樋口新葉(17=東京・日本橋女学館高)が会心の演技を披露して2位に食い込んだ。優勝はケイトリン・オズモンド(22=カナダ)、3位は宮原知子(19=関大)。平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(15=ロシア)はジャンプ失敗が響き5位に終わった。

 樋口は、第3グループの最後に登場。冒頭の3回転サルコー、連続3回転を決めると勢いに乗り、後半の3回転フリップやステップでもほぼミスはなく、145・01点を叩き出した。合計210・90点で2位に入り「最後の最後まで出し切るという気持ちが強かった。今季一番良かった」と演技を振り返った。

 演技後は会心の表情を見せ、得点が出ると歓喜の涙。「(五輪代表選考の)全日本選手権が終わった後は気持ちの切り替えが大変だったが、今思えばそれがあったからやりきれたと思う」と平昌五輪代表を逃した悔しさを晴らした。

 岡島功治コーチは「まさかの銀メダル。奇跡です」と樋口の会心演技に驚嘆し、「すごく調子が良く、今日は頼もしかった」と教え子を手放しで称賛。この日は自身の誕生日でもあり、「一番いいプレゼントになった」と喜んでいた。

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