松田 初マラソンV導いた意思の強さ「泣いている時も笑顔で」

[ 2018年1月29日 05:30 ]

大阪国際女子マラソン ( 2018年1月28日    ヤンマースタジアム長居発着 )

初マラソンで優勝を果たしポーズを決める松田(左)と母・明美さん
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 【記者フリートーク】 松田は底抜けに明るい。昨夏のロンドン世界選手権1万メートルでも笑わせてもらった。序盤、「テレビに映りたい」と先頭集団へ。激しい攻防の説明も、コテコテの大阪人にかかればこうなる。「選手の靴を踏んだら“お・ま・え〜”みたいな顔で見てきて。そんなに怒らんでも。ケニア勢は肘を当ててきて。やり返しましたけどね」。

 19位での絶好調トークには裏があった。話すうちに、ニコニコしたまま瞳が潤んだ。明るさの理由を聞いた。「私はこのキャラを貫きたい。泣いている時も、笑顔で受け答えをしたい」。悔しさと闘った涙目の満面の笑み。そこに、相当な意志の強さを感じ取った。ブレない姿勢が、初マラソンの成功を導いたと感じる。

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2018年1月29日のニュース