平幕・栃ノ心が初V 渦中の春日野部屋から46年ぶりの優勝力士

[ 2018年1月27日 17:05 ]

<大相撲初場所14日目>優勝を決め感無量の表情の栃ノ心
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 大相撲初場所は27日、両国国技館で14日目の取組が行われ、前頭3枚目の栃ノ心(30)は同9枚目の松鳳山に寄り切りで勝ち、初優勝を果たした。平幕優勝は12年夏場所の旭天鵬以来で、15日制では通算20人目。平幕が14日目以前に優勝を決めたのは、01年秋場所の琴光喜以来となった。

 栃ノ心は7日目に横綱の鶴竜に敗れたが、その後は連勝。13日目に鶴竜が3連敗したことで、14日目に勝ち優勝した。春日野部屋所属力士の優勝は1972年初場所での栃東(先代玉ノ井親方)以来、46年ぶり。傷害事件で揺れる春日野部屋に朗報がもたらされた。

 栃ノ心はジョージア出身の30歳。06年3月場所で初土俵。「角界のニコラス・ケイジ」の愛称で知られ、過去十両優勝3回、幕下優勝2回、16年には関脇まで昇進した。

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