エキシビションの最中に突如停電も…観客のスマホのライトと予備電源で即興パフォーマンス

[ 2018年1月27日 21:39 ]

<フィギュアスケート四大陸選手権最終日>エキシビションの途中に停電し、観客がスマートフォンで場内を照らす幻想的な光景が…(撮影・小海途 良幹)
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 27日のフィギュアスケート四大陸選手権(台湾・台北)のエキシビションの最中に大ハプニングが起きた。坂本花織(17=シスメックス)が滑った直後、ペアで優勝した米国組が滑っている最中に台北アリーナが突如停電。悲鳴が上がった。

 ところが、ここからがもう一つのショーの始まり。

 米国ペアが無音の中で演技を続けると、観客がスマホのバックライトを次々と掲げ、幻想的な空間を作り出した。すると、予備電源と見られる薄暗い光に照らされたリンクに、出演者が次々と登場。宮原知子(19=関大)、宇野昌磨(20=トヨタ自動車)らの姿もあった。

 歓声を音楽代わりにして、即興と見られるパフォーマンスを次々と披露。このトラブルで演技がなくなった男子優勝の金博洋は4回転ジャンプで沸かせた。あってはならない出来事ながら、特別な時間が流れた。大会側は観客への謝罪とともに「選手に感謝をしたい」と語った。

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