宇野、台湾女子から熱烈応援 男子フリー“フィーバー”後押し

[ 2018年1月27日 05:30 ]

フィギュアスケート四大陸選手権第3日 ( 2018年1月26日    台湾・台北 )

台湾でファンに囲まれる宇野(左から2人目)(撮影・小海途 良幹)
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 平昌五輪代表の宇野昌磨(20=トヨタ自動車)の人気が急上昇だ。25日の男子ショートプログラムで今季4度目の100点超えとなる100・49点で首位発進。一夜明けた26日の練習後、地元の女性約30人に囲まれて写真撮影攻勢に遭うなど“宇野フィーバー”が巻き起こった。男子フリーは27日に行われる。

 異国で予想もしなかった黄色い声援を浴びた。宇野は午前中のサブリンクでの練習を終え、ホテルへ戻ろうと台北アリーナの玄関へ向かった。入り口で待っていたのが、約30人の台湾の女性ファンだった。

 「ショーマ、ショーマ」

 記念撮影をしてもらおうとスマホを持つ若い女性の輪ができ、サインも求められた。午後の練習後も約20人に囲まれるほどのモテモテぶりだ。台中から観戦に訪れている張カイホウさん(26=会社員)が、童顔スケーターの魅力を日本語で力説した。「台湾のフィギュアファンにも人気はありますよ。スケーティングの流れが素晴らしいです。色気もある。以前より男っぽく見えます」。温暖な土地ながら「人気スポーツですよ」と女性から支持を受けている競技だと説明。日本勢を応援する女子が多いという。

 25日のSPで現地ファンの心をつかんだ。4回転トーループ―3回転トーループの後者を2回転に落とす堅実策を取りながら、今季4度目の大台超えとなる100・49点で首位発進。中国のエース金博洋(20)が完璧な演技で100・17を出していたが、不本意な内容でもそれを上回った。地力の高さを証明したものの、SPでミスが続いているためか「モヤモヤもしていますけど、ホッとしています」と玉虫色の感想を口にしていた。

 理想が高い20歳はより完璧な演技を求めている。27日のフリーで、それを実現し、納得の状態で平昌五輪を迎える。

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