【岡崎真の目】坂本、スピン取りこぼさなければ五輪も楽しみ

[ 2018年1月27日 09:57 ]

フィギュアスケート四大陸選手権第3日 ( 2018年1月26日    台湾・台北 )

フリーの演技をする坂本(撮影・小海途 良幹)
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 坂本はフリーも日頃の練習からミスなしで演技できているのだろう。自信を持って、いいリズムで滑っている。惜しかったのはスピンの取りこぼし。ジャンプは4分の1以内の回転不足は許容範囲だが、スピンは必要な回転数に少しでも足りないと認められない。小さな点数かもしれないが、そのわずかな点差で順位が変わることもあるので、完璧に滑りきってほしい。このままの勢いで五輪でも滑ってくれれば、メダル争いに絡むチャンスは十分にあると思う。ワクワクさせてくれる演技だった。

 3回転サルコーで転倒した宮原は踏み込んだ時には既に軸がズレていた。頑張って回りきり、回転不足とならなかったことはプラスに受け取ってもいいと思う。回転が抜けていればもっと大きな痛手だった。ただサルコーはNHK杯でも失敗したので、悪いイメージが残らないか少し心配だ。また、2つのジャンプで回転不足もあった。タイミングに少しズレが感じられるので、微調整してほしい。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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2018年1月27日のニュース