松山 パット復調65で1差2位発進「ここまで伸ばせるとは」

[ 2016年12月3日 05:30 ]

米男子ゴルフ慈善大会 ヒーロー・ワールドチャレンジ第1日 ( 2016年12月1日    バハマ・ナッソー アルバニー・バハマ=7302ヤード、パー72 )

第1ラウンド、3番でアプローチショットを放つ松山英樹
Photo By 共同

 松山英樹(24=LEXUS)は65をマークして首位と1打差の2位と好スタートを切った。腰の手術などで昨年8月以来の実戦復帰となったタイガー・ウッズ(40=米国)は73で回って17位だった。64のJ・B・ホームズ(34=米国)がトップに立った。大会はツアー非公式で、世界ランキングの上位者ら18選手で争われる。

 65をマークした松山は「パットが昨日と今日の朝は思うようにいかない中、9番くらいから良くなってスコアにつながった」と満足げだった。

 1番とパー5の3番でショットを1メートルに付けてバーディーを先行させた。8番でアプローチのミスからダブルボギーを叩いたが、パー5の11番、14番で1・5メートルのチャンスを生かした。さらにパー5の15番は残り204ヤードから7Iで2オンに成功して6メートルのイーグルパットを決め、18番では3メートルのパットを沈めてスコアを伸ばした。「パットが入らなければそういうスコアも出ていなかった。ここまで伸ばせると思っていなかったので良かった」とうなずいた。

 石川遼とペアを組んで6位に終わった前週の国・地域別対抗戦ISPSハンダW杯ではチャンスにパットが決まらず不満を抱えた。「先週からいろいろトライしているけど良くならなかった。試合中に(打ち方を)変えられたらW杯も勝てたのかな。意識し過ぎて先週の結果になった」と悔しさをにじませていた。

 ツアー外競技でギャラリーは少ない。とはいえ強豪がそろう大会で首位に1打差と好発進。パットの復調も心強い。松山が16年最終戦を良い形でスタートさせた。

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2016年12月3日のニュース