17歳差“姉妹”大山&鈴木 韓国ペアに金星!日本4戦全勝首位

[ 2016年12月3日 05:30 ]

4大ゴルフツアー対抗戦 ザ・クイーンズ第1日 ( 2016年12月2日    愛知県みよし市 三好カントリー倶楽部西コース=6500ヤード、パー72 )

<THE QUEENS初日>18番でセカンドショットを放った鈴木愛(右)が大山志保と笑顔をみせる
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 “姉妹コンビ”で好発進だ。2人1組で1個のボールを交互にプレーするフォアサムで行われ、大山志保(39=大和ハウス工業)と鈴木愛(22=セールスフォース)のペアが韓国の最強ペアを破る金星を挙げた。日本は主将の笠りつ子(29=京セラ)を中心にチームワークで4戦全勝の首位。連覇へ向け、好スタートを切った。

 17歳差コンビが韓国の最強ペアを撃破した。オールスクエアで迎えた16番パー3。39歳の大山が8Iで1メートル弱につけると、22歳の鈴木が沈めてバーディーを奪い、1アップ。17、18番をパーでしのぎ、しびれる18ホールを勝利で締めた。

 「相手は最強。私たちが勝てば日本も勝てると思って、ベストのプレーをしようと思った」

 大山が興奮気味に振り返るのも当然だ。元世界ランク1位の申ジエは今季の日本ツアーの賞金ランク2位。コ・ジンヨンは昨年の全英女子オープン2位に入った新鋭。自分たちがカギになると自覚した上で勝利し、日本チームも全勝したのだから喜びは倍増した。

 鈴木は普段から大山のことを「お姉さん」と呼ぶ。練習ラウンドで一緒に回るだけではなく、恋愛トークをするなど本当の姉妹のように仲がいい。この日のフォアサムでは1つのボールを交互に打つため、どちらのボールを使うかも大事なポイント。「今までの経験で何とかなるから」と“姉”の大山が譲る形で鈴木のボールを使用した。「フォアサムは初めてだったけれど、お姉さんに引っ張ってもらっていいプレーができた」と“妹”は感謝。“姉妹コンビ”で2日目も突き進む。

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