キャブス レブロンがカブスユニで会場入り、罰ゲームの約束果たす

[ 2016年12月3日 15:31 ]

カブスのユニホームで会場入りしたキャバリアーズのジェームズ(左)と笑顔のブルズ・ウェイド(AP)
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 NBAキャバリアーズのレブロン・ジェームズ(31歳)が2日、シカゴでのブルズ戦の際に大リーグのワールドシリーズで優勝したカブスのユニフォームを着用して試合会場のユナイテッドセンターへ到着。背中には「JAMES」の名前が入り、ワールドシリーズ優勝のロゴも縫い込まれていた。

 これはワールドシリーズの際、かつてヒート時代に苦楽をともにしたブルズのドウェイン・ウェイド(34歳)との“賭け”に敗れた結果の罰ゲーム。今年のワールドシリーズではインディアンズとカブスが対決したが、両軍の本拠地はクリーブランドとシカゴで、それはNBAのキャバリアーズとブルズのホームでもあることから両者は「負けた方がロードでの試合で優勝チームのユニフォームを着る」と約束していた。

 インディアンズは3勝1敗と王手をかけながら3連敗を喫して逆転負け。ジェームズは恥ずかしそうな顔をしながらウェイドと対面し、多くの関係者に冷やかされながらロッカールームに入っていった。

 試合は接戦。ブルズはウェイドが24得点、ジミー・バトラー(27歳)が26得点、タージ・ギブソン(31歳)が今季自己最多の23得点と11リバウンドを稼いだほか、ガードのライジョン・ロンド(30歳)が15得点、11リバウンド、12アシストでトリプルダブルを達成して後半で優位に立った。結局、先発5人が全員2ケタ得点をマーク。111―105(前半59―60)で競り勝って11勝7敗とした。

 ジェームズは3分休んだだけの45分間プレーして27得点と13アシストをマークしたが苦杯。チームは3連敗を喫して13勝5敗となった。

 キャバリアーズは依然として東地区全体の首位だが、この日レイカーズを退けて5連勝を飾ったラプターズが13勝6敗としたためにその差は0・5ゲーム。昨季のファイナルで初優勝を飾り、クリーブランドでは52年ぶりのチャンピオン・チームとなったが、今季は序盤から“試練”と向き合う展開となっている。

 前日にオークランドで再延長の末にウォリアーズを撃破したロケッツはこの日デンバーに移動してナゲッツと対戦。疲れは見せずに、128―110(前半73―63)で勝利を収めて13勝7敗とした。ジェームズ・ハーデン(27歳)は20得点、7アシストをマークし、ベンチから出たエリック・ゴードン(27歳)は4本の3点シュートなどで18点を記録。チームはロード5試合を4勝1敗で終えて地元ヒューストンに戻った。

 ナゲッツは7勝12敗。ウィルソン・チャンドラー(29歳)が24得点を稼いだものの、ここ5戦で4敗目となった。

 <その他の結果>マジック(8勝12敗)105―88 76ers(4勝15敗)、セルティクス(11勝8敗)97―92キングス(7勝12敗)、ラプターズ(13勝6敗)113―80レイカーズ(10勝11敗)、ニックス(10勝9敗)118―114ティンバーウルブス(5勝14敗)、クリッパーズ(16勝5敗)114―96ペリカンズ(7勝13敗)、ピストンズ(11勝10敗)121―85ホークス(10勝10敗)、スパーズ(16勝4敗)107―105ウィザーズ(6勝12敗)

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2016年12月3日のニュース