18歳女子高生アマ 小祝さくらびっくり単独トップ

[ 2016年7月9日 05:30 ]

11番、ティーショットを放つ小祝さくら

女子ゴルフツアー ニッポンハムレディース第1日

(7月8日 北海道北斗市 アンビックス函館倶楽部上磯ゴルフコース=6362ヤード、パー72)
 また女子ゴルフ界にアマチュアの新星が出現した。ツアー7試合目となる18歳の小祝さくら(飛鳥未来高3年)が、今季ツアー最多となる6連続を含む8バーディーを奪い7アンダーの65をマーク。3打差をつけ単独トップに立った。2位には68で大江香織(26=アルパイン)葭葉ルミ(23=富士住建)が並んでいる。
【第1R成績】

 背中の中程まで伸びた髪を一つにまとめ、小祝がグリーン上で躍動した。バーディーを奪うたびに地元ファンから「おめでとう」と声を掛けられ、はにかみながら小さな声で「ありがとうございます」と答える姿も初々しい。4番でボギーが先行しながら7番からは今季ツアーでは最多となる6連続バーディー。さらに14、18番でも伸ばし7アンダー、65で一気に首位に立ってしまった。

 ツアー出場はまだ7試合目。アマチュアが初日首位に立つのは勝みなみ、山口すず夏に次ぎ今季3人目だ。ホールアウト後も興奮冷めやらず、会見では6連続バーディーについて聞かされても「今、知りました。バーディーは数えず、スコアボードも見ないようにしましたから」と驚いた様子だった。

 地元・北海道在住だが、アンビックス函館倶楽部上磯ゴルフコースを回るのは今大会が初めて。それでも神懸かり的なロングパットでバーディーを量産した。7、9、12番では10メートル強を次々に沈め「今日はたまたま入ってくれた。でも途中で入り過ぎて怖いと思った」というほどパターがさえた。

 8歳で母・ひとみさんと一緒にゴルフを始め小学生の大会で優勝し、宮里藍に憧れプロを目指した。現在は通信、単位制の飛鳥未来高3年で月に10~12日ほどゴルフ場で朝から午後3時頃までアルバイトし仕事が終わると練習。まさにゴルフ漬けの日々を送り来年のプロテストに備えている。

 既にツアー優勝を遂げている同じ高校3年の勝とはジュニア時代からの友達で大きな刺激を受けている。「また65は難しくても、リズムを崩さなければアンダーはいけると思う」と18歳は強気な一面ものぞかせた。

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2016年7月9日のニュース