ジョコビッチ、悲願の全仏V!史上8人目生涯グランドスラム達成

[ 2016年6月6日 01:18 ]

ガッツポーズするジョコビッチ(AP)

 テニスの全仏オープン最終日は5日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス決勝は第1シードのノバク・ジョコビッチ(29=セルビア)が第2シードのアンディ・マリー(29=英国)を3―6、6―1、6―2、6―4で下し、初優勝を飾った。

 ジョコビッチは3年連続4回目の全仏決勝進出で悲願の初制覇。史上8人目となる生涯グランドスラムと史上3人目の4大大会4連勝を達成した。4大大会通算12勝目で、主に1960年代に活躍したロイ・エマーソン(オーストラリア)に並び歴代4位タイとなった。

 第1セット第1ゲーム、いきなりブレークに成功したジョコビッチだが、偉業への重圧からかミスが目立ち、第2ゲームですぐにブレークバックを許し、さらに第4ゲームでもブレークされ、このセットを3―6で落としてしまう。

 続く第2セット、ジョコビッチは最初のサービスゲームをキープすると、第2ゲームでブレークに成功。さらに第4ゲームもブレークして、このセットを6―1で奪い返した。

 これでペースをつかんだジョコビッチは第3セットも主導権を握る。第3、第5ゲームでブレークに成功、第6ゲームでは4度のブレークポイントをしのぐ粘りを見せ、第2ゲームから5ゲームを連取して6―2で押し切った。

 ジョコビッチは第4セットも第1ゲームでブレークに成功し、さらに第7ゲームもブレーク。第8ゲームでは第2セット以降初めて自身のサービスゲームをブレークされたものの、最後は5―4からの第10ゲームをキープしてマリーを退けた。

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