日本男子、意地の白星締め 仏にストレートで2勝5敗7位

[ 2016年6月6日 05:30 ]

<日本・フランス>第1セット、ポイントを決め喜ぶ清水(1)ら日本

バレーボール男子リオデジャネイロ五輪世界最終予選兼アジア予選最終日 日本3―0フランス

(6月5日 東京体育館)
 世界ランキング14位の日本は同10位のフランスに3―0でストレート勝ちし、通算成績2勝5敗の7位で今大会を終えた。すでにリオデジャネイロ五輪の出場権を逃している日本は、1日のイラン戦で右膝を痛めたエースの柳田将洋(23=サントリー)が先発復帰し、チーム最多の14得点を挙げた。残り1枠となっていた五輪出場権は、カナダが中国を3―2で下して通算4勝3敗の4位とし、24年ぶりの出場を決めた。

 右膝の痛みは忘れていた。シーソーゲームになった第3セット、23―23で柳田の14得点目となるスパイクが決まると、会場のボルテージは最高潮に達した。最後は主将の清水が決めてストレート勝利。相手は主力を温存していたが、胸のすく快勝劇を満員のファンに見せた柳田は「勝ちで終わらなければ申し訳ない気持ちだった」と話した。今大会通算49得点は全体32位。「試合を重ねて感覚が合ってきたが、最初からそうならないと。そこは課題」と極限の緊張状態で100%の力を発揮できず。殻を破るためにも「経験すれば自信も付く。興味はある」と海外移籍に意欲を示した。

 大会を振り返り「一番悔しい記憶として残った。これからどの舞台でもこの結果を忘れず、4年後を目指したい」と語った柳田。出場が約束されている20年東京まで、悔恨の記憶を忘れることなく研さんの日々を送る。

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2016年6月6日のニュース