山室、ケガから復活2大会連続代表「五輪の借りは五輪で返す」

[ 2016年6月6日 05:30 ]

跳馬の演技を終えガッツポーズをする山室

体操全日本種目別選手権最終日

(6月5日 東京・国立代々木競技場)
 ケガから復活を遂げた山室が土壇場で2大会連続の五輪出場を決めた。この日は跳馬で2位、つり輪で6位だったものの、全日本選手権とNHK杯の得点も評価されて代表入り。「ここ2年補欠だったので、本当に苦しかった。今はただただ、うれしい」と万感の表情を浮かべた。

 4年前のロンドン五輪団体決勝。跳馬の着地を失敗して左足甲を剥離骨折した。その後は演技ができず個人総合にも出場できなかった。以来、代表では補欠に甘んじる日々が続いたが「五輪の借りは五輪で返す」と地道な努力を重ねてきた。「前回はケガをして途中で出られなくなった。今回はそういうことがないように練習でやってきたことを五輪で出したい」。ライバルで親友の内村からも信頼される27歳はリベンジに燃えている。

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2016年6月6日のニュース