男子ポーランドにもストレート負け7位後退…五輪さらに厳しく

[ 2016年6月1日 05:30 ]

ポーランドに敗れ、肩を落とす(左から)伝田、石川、柳田

バレーボール男子リオデジャネイロ五輪世界最終予選兼アジア予選第3日 日本0―3ポーランド

(5月31日 東京体育館)
 世界ランキング14位の日本は同2位のポーランドに0―3でストレート負けした。この結果、1勝2敗となり、7位に後退。2大会ぶりの五輪切符獲得が厳しくなった。1日は同8位のイランと対戦する。

 日本の弱さを露呈してしまった。第2セット、10―7。清水のサーブミスを皮切りに、失点が止まらない。タイムアウトを取っても流れは変わらない。まさかの9連続失点。このダメージが尾を引いて、ストレートの完敗。南部監督は「相手の強いブロックの前にサイドアウトが取れなかった。連続失点が敗因」と唇をかんだ。

 29日の中国戦ではサーブでミスを連発して負けた。この日は石川や柳田の強烈なジャンプサーブで相手守備を崩す場面もあったが、勝負どころで相手の流れを寸断できなかった。14年世界選手権覇者のポーランドの高さとパワーの前に完全な力負けだった。

 1日は10年以降3勝10敗と苦戦するイラン戦。その後も格上との対戦が続く。チーム最多17得点と奮闘したエース石川は「凄く悔しいけれど、終わったわけじゃない。1戦ずつ戦っていけば、光が見えてくる」と気持ちを切り替えた。柳田は「僕らは後がない。攻めて可能性を見いだしたい」と開き直った。リオへの道が険しくなったが、これまで以上にサーブで攻めて切り開いていくしかない。

 ▽男子バレーボールのリオデジャネイロ五輪への道 予選は8チームの総当たりで争う。日本は(1)アジア4チーム中トップ(2)その他7チームのうち上位3チーム、に入れば出場権を獲得できる。五輪出場国は12カ国で、既にブラジル、ロシア、イタリア、米国、アルゼンチン、キューバ、エジプトが出場を決めている。また、世界最終予選メキシコ大会(6月4~6日)でもう1チームが決まる。

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2016年6月1日のニュース