馬術の杉谷が6連続五輪出場、夏季日本選手最多 谷亮子超え

[ 2016年6月1日 20:08 ]

 日本馬術連盟は1日、障害飛越のリオデジャネイロ五輪代表として杉谷泰造(杉谷乗馬ク)ら4選手を発表した。杉谷は1996年アトランタ五輪から6大会連続の代表入りで、夏季五輪では日本選手単独最多となる。これまで柔道女子48キロ級金メダリストの谷亮子らと並んでいた。

 武田麗子は前回ロンドン五輪に続く代表入り。福島大輔(STAR HORSES)と枡井俊樹(乗馬ククレイン)は初めての五輪出場となる。日本は個人に加え、団体でも3大会ぶりの出場権を獲得している。代表の人馬は4、5月の大会の成績や合宿をもとに選考した。

 冬季五輪ではノルディックスキー、ジャンプ男子の葛西紀明(土屋ホーム)が2014年ソチ大会まで7大会連続で出場している。

 ◆杉谷 泰造(すぎたに・たいぞう)96年アトランタ大会から6大会連続の代表入り。14年仁川アジア大会の障害飛越で個人、団体とも銅メダルを獲得した。杉谷乗馬ク。39歳。大阪府出身。

 ◆武田 麗子(たけだ・れいこ)12年ロンドン五輪は1次予選敗退。10年広州アジア大会代表。兵庫・甲南女高、甲南大出。31歳。兵庫県出身。

 ◆枡井 俊樹(ますい・としき)98年バンコク・アジア大会の障害飛越団体で金メダル。大阪・近大付高出、乗馬ククレイン。165センチ、60キロ。46歳。奈良県出身。

 ◆福島 大輔(ふくしま・だいすけ)10年世界選手権の障害飛越24位。15年の全日本障害飛越選手権3位。千葉・敬愛学園高、明大出、STAR HORSES。178センチ、68キロ。38歳。千葉県出身。

 ▼杉谷泰造の話 そろそろいい成績を出さなくてはいけないなと思っている。ここをステップにして、東京(2020年)につながるように頑張りたい。

 ▼武田麗子の話 前回は経験不足で納得のいく走行ができずに悔しい思いをした。今度こそ人馬ともに力を100パーセント発揮できるような、自分たちのカラーが出るような走行をしたい。

 ▼枡井俊樹の話 初めて代表に入ることができたので、素直にうれしい。自分にとっては団体戦が一番大事。ベストな走行をして、チームの足を引っ張らないようにやっていきたい。

 ▼福島大輔の話 うれしい気持ちと安心した気持ちが半々。まずは団体入賞に貢献できるように、さらに個人決勝にも駒を進めたい。

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2016年6月1日のニュース