神鋼マッケイHC 日本一へ「ブルース・リー・ラグビー」で攻めまくる!

[ 2016年6月1日 12:16 ]

チームに合流したラグビー神戸製綱のマッケイ新ヘッドコーチ

 新指揮官は格闘技がお好き!? ラグビー・トップリーグの神戸製鋼は31日、神戸市内でジム・マッケイ新ヘッドコーチ(HC、49=オーストラリア)の就任会見を開いた。報道陣との45分のやり取りの中で2度出てきた言葉は「ブルース・リー」の名前。「相手に対してブルース・リーのように柔軟に対応したい」と理想の攻撃を掲げた。

 アタタタという声がどこからともなく聞こえてきそうだ。HCを務めるのは今回が実質初ながら、戦術家としては定評がある。11年のスーパーラグビーはレッズのアシスタントコーチとして優勝を経験。破壊力抜群のアタックで頂点に導いた。

 攻めの精神は今も変わっていない。モットーは「相手よりトライを取るラグビー」。戦略の肝となるハーフ団へは「マーシャルアーツ(武術全般の意味)ようにパンチをかわして、相手の弱いところを突いてほしい」と、格闘技を引き合いに出して要求した。

 2年続けてHCが他チームに移るために1年で退任している名門だが、「文化をつくりたい。そのためには1年では足りない」と、長期政権を約束。カンフーのごとく華麗なラグビーを浸透させ、03年以来の日本一に導く。 (倉世古 洋平)

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2016年6月1日のニュース