松山、ジカ熱など気がかり リオ五輪に「不安ある」

[ 2016年6月1日 10:30 ]

 2日に開幕する米男子ゴルフのメモリアル・トーナメントに出場する松山英樹が5月31日、会場となるオハイオ州ダブリンのミュアフィールドビレッジGCでの練習後に取材に応じ、ジカ熱などが問題になっている8月のリオデジャネイロ五輪について「不安はある」と胸中を語った。

 112年ぶりに競技に復帰するゴルフでは日程の厳しさや家族の問題で一部のトップ選手が欠場を表明している。日本代表の選出が確実な松山も出場について「それはぎりぎりになるまで分からない」とした上で「結婚していたり子どもがいたりする人の方が気にしていると思うが、僕は結婚していないけど気になる」と懸念を口にする。

 日本オリンピック委員会(JOC)やゴルフの五輪競技対策本部からも目立った連絡はないという。「誰からも情報が入らない。そういう状態で行けと言われても」と首をかしげる。

 4年に1度の大舞台とは分かっているが、体へのリスクを考慮すると簡単に結論を出せない問題なのは間違いない。「(リオの)現状はどうなのか分からない。大丈夫なのかもしれないし、駄目なのかもしれないし」と悩ましげだった。(共同)

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2016年6月1日のニュース