IOCの役員改選 竹田氏、立候補を検討 

[ 2016年6月1日 12:55 ]

 日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が、国際オリンピック委員会(IOC)が8月のリオデジャネイロ五輪前の総会で一部の副会長、理事を改選する選挙への立候補を検討していることが1日、分かった。2020年東京五輪招致の不正疑惑が拡大している状況などを踏まえ、JOC幹部は「(当選の)可能性があれば検討しようという状況。まだ決まっていない」と語った。

 竹田会長は12年にIOC委員に就任。東京五輪招致では招致委員会の理事長として開催都市決定の投票権を持つIOC委員へのロビー活動で中心的役割を果たした。14年からはIOCのスポンサー集めを担うマーケティング委員長を務めている。JOC内には、自国開催の五輪が4年後に迫っていることから、竹田氏のIOC役員就任を望む声もある。

 日本人では猪谷千春氏が09年までIOC副会長を務めた。(共同)

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2016年6月1日のニュース