菊地明砂美 逆転シードへ1差!妹の絵理香Vに刺激

[ 2015年11月20日 05:30 ]

18番、ティーショットを放つ菊地明

女子ゴルフツアー 大王製紙エリエール・レディース第1日

(11月19日 福島県いわき市 五浦庭園カントリークラブ=6460ヤード、パー72)
 ツアー未勝利の菊地明砂美(あさみ、30=フリー)が4バーディー、1ボギーの3アンダー、69で回り、首位と1打差の4位と好スタートを切った。妹で今季初優勝を飾った絵理香(27=オンワードホールディングス)から刺激を受け、逆転シード入りを目指す。4アンダーの首位には鈴木愛(21=Salesforce)ら3人が並んだ。

 18日に誕生日を迎えたばかりの菊地明は、自己ベストに並ぶ69で好位置につけ「30歳になって初ラウンドでしたが、良いラウンドになりました」と笑顔を咲かせた。

 ボギーが先行も、8番で7メートルのバーディーパットを沈めると、9番は残り135ヤードの第3打を7Iで1メートルにつけて連続バーディー。後半も2バーディーを奪った。もともと1Wが曲がることに悩んでいたが、スタンレー・レディースから1Wを新調。「つかまりが良くなったので、思い切って振れるようになった」と恐れていた左右へのミスが激減し、自信を持ってプレーできるようになったという。

 誕生日のディナーは妹の絵理香といわき市内の焼き肉店で「おいしい」肉を堪能。絵理香からは事前にルイ・ヴィトンのバッグをプレゼントされるなど、とても仲良しの姉妹だ。今季はその絵理香がツアー初優勝を飾っており、「凄くうれしかったし、次は私の番だなと思った」と刺激を受けている。現在、賞金ランクは122位で、シード獲得には今大会で勝つしかないが、初日は15位の妹を上回る好発進。「目の前の一打に集中して良い成績を出したい」と姉は燃えている。

 ◆菊地 明砂美(きくち・あさみ)1985年(昭60)11月18日、北海道苫小牧市生まれの30歳。6歳からティーチングプロの父・克弥さんの指導でゴルフを始める。07年北海道女子アマ2位などの実績を残し、10年にプロテスト合格。得意クラブはPW。趣味は音楽鑑賞。1メートル63、55キロ。

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2015年11月20日のニュース